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2度目の生月島 vol.01

2017.3.22
カテゴリ: 日々写真
 

おととしの話ですが、
人生で初めて一人でキャンプに行きました。
その場所が長崎の北西に位置する「生月島」であり、
その後、キャンプに強く興味を持っていくきっかけになった場所でした。

あれから僕にキャンプを教えてくれた先輩と一緒に九州各地を巡ってきましたが、
車中泊をしながら、より長距離の旅も視野にいれて行動したいという想いが募っていき、
その頃の相棒だった日産のBe-1を手放し、
ジムニーに乗り換えました。

色んな場所を見て、感じて、写真に残していきたいと思っています。

その最初の一歩として、やはり一人キャンプの最初の一歩だった場所
生月島にもう一度行こうと思っていました。

車中泊をする上で、色々考えた事はあったのですが、
あえて、そこまで色々揃える前に行くことにしました。
とはいえ流石にフラットな寝床じゃないとかなり疲労がたまる事と、
何度となく行ったキャンプで、僕は寒さに滅茶苦茶弱い事が分かっていたので、

・コンパネを切って置いただけの、最低限なフラット環境
・あまり寒さに強くない寝袋をやめて、毛布と掛け布団セットを持っていく(敷布団は無し)

という簡単な対策だけ取って出発することにしました。

本当は早朝から出発したかったものの、
色々用事が重なって結局出発は14時になってしまいました。

基本下道しか通らないつもりなので、
予定時刻は18:10頃。いきなり日が暮れそうです。。

17:00頃、平戸を通過。
ここら辺の道はよく覚えていて「ああ、ここ通ったな」と、
懐かしさを噛みしめながら目的地へと黙々と走ります。

そして、生月島へと繋がる橋を渡りました。
時間は18:00。夕食用の食材を買い集めてたらすっかり日も沈んでしまいました。

明日の早朝に朝日が撮れれば・・・という思惑があり、
今夜は、生月島でも最北端に位置する大碆鼻灯台で寝泊まりする事にしました。


・・
・・・
・・

暗い。
怖い。

暗い。
風が強い。
怖い。

せっかく来たので、灯台を登ってみました。
吹き上げるような風で一瞬体が吹っ飛ぶんじゃないかという感覚に襲われて足が竦みました。
怖い。


巨大な光源が、
海へと延びていました。

というか、夜の絶壁って異常に怖い。。。

(怖すぎて)もう十分なんで、来た道を戻りました。
階段の先にうっすら見える絶壁に吸い込まれてしまいそうな気分に襲われました。本当に怖い。

まぁ、

だいたい「怖い」という感情しか無かったです


・・
・・・
・・

駐車場まで戻り、
車内に寝床を確保した上で料理開始。

ジムニーの後ろのドアを開くと、
いい感じでキッチンテーブル的な空間になったので、
ここをキッチン替わりに、料理を作りました。

LEDのランタンがちょっと強かったので、お気に入りの手ぬぐいを掛けてみる。
オレンジのライティングがいい感じ。

オレンジに輝く「プレモル」もいい感じ(笑)
という事でビールをあけて、絶壁を背景に夜ご飯開始・・・。

まぁ、楽しいけど怖いわけです。
主に、背中から獣的なサムシングが襲ってこないかという
その手の恐怖感でいっぱいでした。

とりあえず、林の近くで夕食を取るのは止めようと、心に強く誓いました。

21:00頃。
辺りが完全に暗闇に包まれた処で就寝する事にしました。

とりあえず毛布と掛け布団のお陰で、寒さはほぼ感じずに済んだものの、
コンパネの上にシート1枚ではちょっと硬すぎて体中が痛かったのが課題だったかな。。

あと、車の窓はカーテンかサンシェードで隠さないと本気で落ち着かないです。
僕は実際にたまに訪れる車のヘッドライトで何度も目が覚めました。

カーテン or サンシェード必須!絶対!!

1日目END

(2日目へ続く)